ババ
- freenanaseharuka20
- 2018年1月10日
- 読了時間: 3分

こんにちは
カフェスイーツ大好き@友ミンです
今回はババについて
紹介したいと思います
・ババ
ババとは、
フランスやイタリアの
ナポリの
名物となっている
焼き菓子の一種。
イースト菌の発酵作用で
膨らませた生地を
円環形もしくは
円筒形の型に入れて焼き上げ、
ラム酒風味のシロップを
しみ込ませたケーキとなっている。
ワインのコルク栓
(ブーション、bouchon)
に似た形状から、
ババ・ブーション
(baba bouchon)とも呼ばれる。
東欧のババは、鶏卵とバターを
使い酵母で膨らませた、
クグロフやクーゲル
ホップフに似たケーキである。
今日フランスと
イタリアで親しまれているような、
ブリオッシュに近い
ケーキにラム酒
(あるいはキルシュヴァッサー)
風味のシロップを
しみこませたババは、
18世紀初めにポーランド王の座を
追われた後に
ロレーヌ公に封ぜられた
スタニスワフ・レシチニスキ
(スタニスラフ・レクチンスキー)の
ナンシーの宮廷が発祥とされている。
歯痛に苦しむ
スタニスワフがクグロフを
食べやすくするため、
甘口のワイン
(ラム酒)をかけたのが
ババの始まりだと言われている。
ラム酒をかけたクグロフに
フランベしたスタニスワフは
菓子の美しさに見とれ、
『千夜一夜物語』の
登場人物アリババを想起し、
菓子にアリババと名付けたという。
スタニスワフが考案したババは
ロレーヌの宮廷で人気を博し、
ソースとしてマラガ産の
ワインが供されていた。
フランス王ルイ15世の元に
嫁いだスタニスワフの
娘マリーによって、
ババはフランス王国の
宮廷にも伝えられた。
パリのモントルグイユ通りに店を
開いたロレーヌ地方出身の
菓子職人ストレーによって、
1836年ごろにババが
パリの民衆に紹介される。
ストレーはポーランドの宮廷が
移されていた
リュネヴィルで修行を積み、
この地でババの製法を学んでいた。
当初ストレーは注文が入るたびに
あらかじめ焼いておい
た生地に刷毛で
シロップを塗って
菓子を出していたが、
やがて焼き上げた
生地をシロップに
浸して売り出すようになった。
また、はじめは
生地にサフランなどの
着色料が使用されていたが、
商品化に伴って
使用されなくなった。
以来ババは商品化されて
多くの人に行き渡り、
人気を博するようになる。
後にシャルロットやババロアのような
カロリーの低いゼリー状の菓子が
好まれるようになると、
ババの人気は低くなる。
また、ババの商品化と
同時期にパリを
訪れたナポリの
貴族お抱えの料理人に
よってレシピが持ち帰られ、
ナポリの名物にもなった。
名称の由来としては、
『千夜一夜物語』を
気に入った
ロレーヌ公がアリババに
ちなんでこれを「ババ」と
名付けたとする説がある。
また、ポーランド語で
「おばさん」
「おばあさん」を
意味するバブカ(babka)に
由来する説、
菓子を完成させた人物が喜びの
あまり叫んだ「ババッ」という
言葉に由来する俗説がある
後に1850年代のパリで、
菓子職人のジュリアン兄弟が
円環形のババを友人で食通の
ジャン・アンテルム・ブリア
=サヴァランに
敬意を表して
サヴァランと改名したため、
以来フランスではババ
(ババ・オ・ラムとも)というと
小型の円筒形のものだけを
指すようになった。
しかしナポリでは、
現在に至るまで両方ともババもしくは
バッバと呼ばれている。
最後まで読んでいただき
ありがとうございます。